実家への帰省時に困るインターネット(Wi-Fi)が使えない・遅いトラブル!原因や対処方法は?
2025年02月21日 更新日:2025年02月21日
正月やGW、お盆、お彼岸などで実家に帰省した際に、インターネット(Wi-Fi)環境に不満を感じた経験はありませんか? 今やインターネットは生活の一部であり、自宅に快適なインターネット環境を整えている方が多いです。しかし、実家にはインターネット環境が整っておらず、帰省の際でも快適なインターネット通信を楽しめる環境を作りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
また、実家のインターネット環境を見直すことで、実家の親は通信量を気にせずに離れて住む子どもとテレビ電話ができたり、スマートホーム化により防犯対策ができたりなど、実家側にもメリットがあります。
本記事では、帰省中にインターネット(Wi-Fi)環境がないと困る理由やインターネットがない場合の対処法などを解説します。帰省中のインターネットが遅い、つながらない問題を解決したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
実家に帰省中にインターネット(Wi-Fi)環境がないと困る理由
久しぶりに実家に帰省した際、自宅とは異なるインターネット(Wi-Fi)環境に不満を抱える方もいるでしょう。インターネット(Wi-Fi)環境がないと、以下の理由によって困ることがあります。
- SNSの利用がスムーズに行えない
- 動画やゲームなどを快適に楽しめない
- スマートフォンの「ギガ消費」が増える
- 速度制限がかかる
- パソコンでの仕事や作業がしにくい
- メールやチャットなどでの連絡が不便
実家にインターネット(Wi-Fi)環境がなく、スマートフォンのテザリングに頼るケースや、月間データ容量の上限に達してしまいインターネットの速度が制限された場合、動画やゲームを快適に楽しめません。また、スマートフォンの通信量が増加するため、契約内容によっては料金の負担が増える場合もあるでしょう。
パソコンで仕事対応をしたい方にとっても、インターネット(Wi-Fi)環境がない場所では生産性が落ちる原因に。実家が田舎で電波が届きにくい場所であれば、そもそもメールや電話などの連絡自体が不便になります。オンライン会議などの参加も難しいでしょう。
実家帰省中にインターネット(Wi-Fi)環境がない場合:スマートフォン通信量の節約方法
実家でインターネット(Wi-Fi)が使えない場合は、主にスマートフォンのモバイルデータ通信を使うことになるので、通信量を気にしながら生活しなければなりません。ここでは、インターネット(Wi-Fi)がない場合に少しでも通信量を節約できる方法を紹介します。
不要なアプリのモバイルデータ通信をオフ
普段は使用しないアプリや、そもそも通信をする必要がないアプリなどは、モバイルデータ通信をオフにすると、通信量の節約につながります。
【iPhoneの設定方法】
- 「設定」アプリをタップ
- モバイル通信を選択
- アプリのリストまで下にスクロールし、モバイルデータ通信をオフに設定する
【Androidの設定方法】
- 「設定」アプリをタップ
- 「ネットワーク通信を行うアプリ」を選択(機種により表現は異なる)
- アプリのリストまで下にスクロールし、モバイルデータ通信をオフに設定する
※設定方法は機種によって異なる場合があります。詳しい操作方法はご契約中のキャリアやメーカーのホームページにてご確認ください。
モバイルデータ通信をオフにした場合、インターネット(Wi-Fi)環境がない場所での通信が不可になります。全てのアプリでオフにしてしまうとインターネットを利用した情報検索や連絡ができなくなるため、通信が必要なアプリをオフに設定しないように注意しましょう。使用頻度が低いアプリは、使うときだけオンにするのがおすすめです。
不要なアプリの位置情報の設定をオフ
位置情報の取得にも通信量が発生するため、位置情報の設定をオフに設定するのも節約に有効です。
【iPhoneの設定方法】
- 「設定」アプリをタップ
- プライバシーとセキュリティを選択
- 位置情報サービスを選択
- アプリが一覧表示されるため設定変更したいアプリを選択
- 位置情報の許可範囲を設定する
【Androidの設定方法】
- 「設定」アプリをタップ
- 位置情報サービスを選択(機種により表現は異なる)
- アプリの位置情報の利用許可を選択
- アプリが一覧表示されるため設定変更したいアプリを選択
- 位置情報の許可範囲を設定する
※設定方法は機種によって異なる場合があります。詳しい操作方法はご契約中のキャリアやメーカーのホームページにてご確認ください。
例えば、地図アプリは位置情報を許可しないと現在地の取得ができません。また、スーパーのアプリなど、位置情報に応じてお得な情報が届くサービスを受けられなくなります。位置情報が重要となるアプリは、少なくとも使用時は位置情報の取得をオンにするのがおすすめです
動画視聴系は視聴画質を落とす
実家で動画を視聴したい方は、視聴画質を落とすことで通信量が節約できます。
【YouTubeの全ての画質を変更する方法】
- プロフィール写真をタップ
- 設定アイコンを選択
- 動画の画質設定を選択
- 希望する画質を選ぶ
【YouTubeで視聴中の画質を変更する方法】
- 動画プレイヤー内の設定アイコンをタップ
- 画質を選択
- 希望する画質を選ぶ
YouTube以外の動画サービスでも画質が変更できるケースが多いので、通信量を節約したい場合は試してみてください。インターネット(Wi-Fi)環境が整っている場所では、再度好みの画質に設定を変更しましょう。
利用ブラウザの設定変更
「Safari」などのブラウザアプリにも、通信量を節約できる設定があります。
【Safariの設定方法】
- 「設定」アプリをタップ
- 「アプリ」をタップし、Safariを選択
- 「トップヒットを事前に読み込む」「自動的にオフライン用に保存」をオフ
Androidの場合は、バックグラウンドデータの取得を抑える「データセーバー」という機能を活用すれば、通信料の節約につながる可能性があります。
【Androidの設定方法】
- Androidの設定アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」から「データセーバー」をタップ
- 「データセーバー」をオンまたはオフにする
※設定方法は機種によって異なる場合があります。詳しい操作方法はご契約中のキャリアやメーカーのホームページにてご確認ください。
上記の方法を取っても、起動中のアプリによっては通常通りモバイルデータ通信が利用されます。そのため、節約設定を行った上で、データ通信量の消費が多いアプリの使用を控えることをおすすめします。
実家でもインターネット(Wi-Fi)をすぐに使える対処法3つ
実家にインターネット(Wi-Fi)環境がない場合にインターネットを使う方法を3つ、それぞれメリット・デメリット、注意点を含めて解説します。
スマートフォンのテザリング機能を活用
「テザリング」とは、スマートフォンをモバイルルーターのように使用し、パソコンやタブレットなど別の機器のインターネット接続を可能にする機能です。ほとんどのスマートフォンに搭載されている機能であり、Wi-Fi環境がなくてもテザリングで他の機種からインターネット接続が可能です。
しかし、スマートフォンのモバイルデータ通信を使用するため、使い過ぎると速度制限がかかる可能性があります。テザリングを多用する方は、スマートフォンの通信量を多めに契約すると良いでしょう。大容量格安SIMを契約して活用するのも一つの方法です。
テザリングのメリット・デメリット、注意点
テザリングのメリットはスマートフォンさえ持ち歩いていれば、事前の準備不要でインターネット接続が可能な点です。サービスの契約や機器の購入などが不要なので、他の方法よりも準備にかかる手間を抑えられる点もメリットです。
一方、テザリング中はスマートフォンのバッテリーの減りが早かったり、熱を持ちやすくなったりするなどのデメリットもあります。データ通信量が増えるため、通信コストがかかる点もデメリットです。
また、契約プランによってはテザリング機能が有料の場合もあるので注意しましょう。プランや料金は各キャリアのプランを確認してください。
また、他の手段にも同じことが言えますが、実家がスマートフォンを使用できるエリアに含まれるか(電波が届くエリアかどうか)は事前に確認が必要です。
モバイルルーターをレンタルする
モバイルルーターは持ち運びが可能なので、場所を問わずインターネット(Wi-Fi)環境を構築できます。実家にインターネット(Wi-Fi)環境がなくても、モバイルルーターをレンタルすれば、パソコンなどでインターネット通信を楽しむことが可能です。
モバイルルーターを購入する手もありますが、実家へ帰省する期間が1~2週間など明確に決まっている場合は、Wi-Fiレンタルを活用するのがおすすめです。短期間の利用を希望する方に向けたサービスもあるため、気になる方はお得に利用できるレンタルサービスを探してみましょう。
モバイルルーターレンタルのメリット・デメリット、注意点
モバイルルーターは空港などで決まった日数のみのレンタルが可能なサービスもあり、必要な期間分だけの費用で利用できるので、コストを最小限に抑えられるのがメリットです。一般的に初期費用や事務手数料、解約手数料などの雑費がかからないため、気軽に試しやすい方法です。
一方、モバイルルーターには以下のデメリットもあります。
- 光回線と比べると通信が不安定
- 十分な速度が出ないものがある
- 通信速度制限がある
- 借りたい機種の在庫がない場合がある
- 場合によってはモバイルルーターと電源アダプターが荷物になる
レンタルするモバイルルーターによっては、実家が対応エリアではない可能性があるので注意しましょう。壊してしまった場合は修繕費を請求される場合もあるため、取り扱いにも気を付ける必要があります。
さらに、サービスによっては他の方法よりも割高になるケースもあるので、かかる費用は必ず確認しましょう。
モバイルルーターやホームルーターを長期契約
モバイルルーターのレンタルは短期間の利用に向いていますが、1カ月以上の長期間となると割高になるケースもあります。そのため、長期間実家に滞在する場合は、モバイルルーターやホームルーターの長期契約を検討しましょう。
コンセントにつなぐだけでインターネット(Wi-Fi)が使えるホームルーターもあるため、最短即日開通が可能です。また、契約先によっては初期費用不要で縛り期間がない場合や、スマートフォンとのセット割が適用される場合もあります。
特に大容量データを使用する見込みがある方は、契約期間に縛りのないモバイルルーターやホームルーターがおすすめです。
モバイルルーターやホームルーター長期契約のメリット・デメリット、注意点
長期間実家に帰る場合は、レンタルするよりもモバイルルーターやホームルーターの契約がおすすめです。基本的に工事が不要で、移動先での利用に適したサービスといえます。
モバイルルーターやホームルーターを契約する場合は、以下のデメリットについても理解しておきましょう。
- モバイルルーターは光回線と比べて通信が不安定
- 荷物が増える
- ホームルーターは地域によって速度差がある
- 十分な速度が出ないものがある
- 通信速度制限がある
契約したものの、場所によっては「全くつながらない」「速度が遅過ぎる」といったケースもあるため、念のため初期契約解除の方法を確認しておくことがポイントです。
解約時に高額な違約金が発生するサービスもあるので、契約内容は念入りに確認しましょう。
実家帰省時に光回線を引くのもおすすめ
「面倒だから光回線にしていない」という場合は、この機会に光回線の導入を検討してはいかがでしょうか。実家に光回線を引くなら、帰省のタイミングで工事と導入ができれば最適です。ここでは、光回線の具体的な選び方のポイントや注意点を解説するので参考にしてください。
実家用の光回線の選び方
親がすでに高齢の場合、Wi-Fiやインターネットに関して苦手意識を持つ方が少なくありません。実家にお住まいの方がWi-Fiやインターネットに詳しくない場合は、ご自身が選んであげると良いでしょう。実家用の光回線を選ぶ際は、以下のポイントを意識して選ぶことをおすすめします。
- 高齢者でも簡単に導入・管理ができる
- 月額料金が安く、払い続けられる
- 実家がインターネットのサービス対応エリア内にある
使っているスマートフォンのキャリアが祖父母や両親と同じ場合、家族割やスマートフォンとのセット割が適用される可能性があるのでチェックしましょう。
帰省のタイミングに合わせた工事のスケジュール
実家に光回線を導入するなら、工事のスケジュールを帰省のタイミングに合わせましょう。
工事に立ち会うには、帰省の1~2カ月前には光回線契約の手続きを行い、帰省中に工事が行われるように日程を調整するのがおすすめです。当日は工事に立ち会い、終了後にインターネットの初期設定をしましょう。
ご自身が光回線の工事にも立ち会うことで、親が光回線を導入するハードルは一気に下がるはずです。その際、パソコンやスマートフォンの接続方法なども教えられれば、なお良いでしょう。
光回線を導入するメリット
実家に光回線を導入して得られるメリットは、以下の通りです。
- データ通信量を気にせずにテレビ電話で会話ができる
- 帰省した際に、ストレスなくテレワーク対応などもできる
- 子供や孫がストレスなくゲームなどを楽しめる
- 実家の祖父母や両親もインターネットや最新家電、映画視聴などを楽しめる
- スマートホーム化で親の見守りができる
特に実家から離れて暮らしている方は、スマートホーム化で親の見守りを強化できます。親の安否確認だけでなく、防犯効果も期待できます。
またISDN・ADSL回線はサービス終了の対象となっているため、利用している場合は早めの乗り換えが大切です。ホームルータータイプを利用している家庭で、通信速度が遅くて困っている場合も、光回線への乗り換えで改善する可能性があります。
実家のインターネット(Wi-Fi)の調子が悪い・つながりにくいときの対処法
実家にインターネット(Wi-Fi)環境がすでにある場合でも、インターネットにつながりにくい、遅いなどの不満を抱えるケースがあります。ここでは、実家のインターネットがつながらない場合に、新しい通信方法を導入する以外の問題解消方法を紹介します。
モデムやWi-Fiルーターを再起動
モデムやルーターの更新作業がうまくいかずにエラーが起こり、通信できない現象が発生しているケースがあります。エラーが原因の場合は、再起動すればリセットされ、接続が可能になります。
モデムやルーターの再起動は、設定画面からそれぞれ実行しましょう。または、電源を抜いて15秒以上待ってから再度差し直して起動させます。スマートフォンやパソコンに問題が起こっている場合もあるため、改善されない場合は接続機器の方も再起動してみましょう。
正しいSSIDとパスワードが入力できているか確認
SSIDとはWi-Fi通信を識別するためにある、ネットワーク名を指します。SSIDとパスワードが間違っていると、インターネットへ接続できません。
機器を買い替えた、もしくはWi-Fiルーターを初期化した際に問題が起こったケースなら、SSIDとパスワードが正しく入力できているのか改めて確認しましょう。
SSIDとパスワードは、ルーターごとに割り振られているため、ルーターを買い替えた場合は再設定が必要です。また、Wi-FiのSSIDやパスワードを変更していて初期化した場合も再設定が必要となります。インターネットの契約ごとではないので注意しましょう。
回線自体で障害が発生していないか確認
インターネット回線自体に障害が発生して、インターネット接続ができなくなっている可能性も考えられます。
スマートフォンの回線が自宅のインターネットと別回線なら、ご自身が契約しているインターネット回線のサイトやSNSなどをチェックすると障害情報を確認できます。
また、回線自体の利用が集中している場合や、インターネットの接続先に利用が集中している場合も、インターネットに接続できないケースがあります。
中継器の利用を検討
中継器とは、Wi-Fi電波を中継して離れた場所でも接続できるようにする装置です。実家が以下のケースに該当する場合、中継器の利用でWi-Fi環境が改善する可能性があります。
- 自宅面積が広い
- 階数が多い
- 家電や家具が多い
上記に該当する家は電波にとっての障害が多く、Wi-Fi経由でのインターネット接続が不安定になることがあります。中継器を適切な場所に設置するだけで、親機一台では届かなかった場所でもWi-Fiが安定してつながるようになることがあります。
Wi-Fiルーターの変更を検討
Wi-Fiの通信速度には、無線ルーターの規格が大きく影響します。使用中のWi-Fiルーターの性能を確認し、もし古い規格を使用している場合は、新しい規格のルーターに変更すれば通信速度の改善につながる場合があります。
また、Wi-Fiルーターには寿命があり、長年使用していくうちに劣化するため、買い替えが必要です。Wi-Fiルーター本体の寿命は4〜5年、通信規格の寿命は2〜6年が目安なので、使用期間を確認し、適切な頻度で交換しましょう(※)。
「Wi-Fiルーターの性能が自宅の広さに合っていない」という場合もあります。適切なものに買い替えるには、規格だけでなく、実家の形状に最適なWi-Fiルーターを選ぶことが大切です。
実家に適したWi-Fiルーターを選ぶには、購入前に商品パッケージに記載の推奨利用環境を確認しましょう。
※参考:NTT東日本.「ルーター本体の寿命は4〜5年!疑うべき症状や対処法・買い替えの時期を解説」
実家に快適なインターネット環境を整えよう
実家にインターネット(Wi-Fi)環境がなくても、テザリング機能やモバイルルーターを活用すれば、インターネットを楽しめます。とはいえ、インターネット環境は生活の必需品でもあるため、この機会に光回線の導入を検討してはいかがでしょうか。
TOKAIケーブルネットワークは、自社光ファイバーネットワークによる光回線サービス「ひかりdeネット」で、快適なインターネット環境を提供します。実家の場所が三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市、清水町、長泉町、沼津市、裾野市、富士市、富士宮市、静岡市清水区(由比、蒲原)、焼津市、藤枝市、島田市、吉田町、御殿場市、小山町の方は、ぜひ利用を検討してください。
TOKAIケーブルネットワークは地域密着型のサービスだからこそ、サービスの提案からアフターサポートまで一貫して対応します。お客さまのお困りごとにお応えする「あんしん訪問設定サポート」や、遠隔地にあるお客さまのパソコンにネットワーク経由でアクセスし、直接操作する「遠隔サポートサービス」なども利用できるため、離れた場所にある実家でも安心して任せられます。
ぜひ「こちら」から対応エリアを確認し、お気軽にお問い合わせ・お申し込みください。
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2025年02月21日
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