IPv4からIPv6への切り替え方法を画像付きで解説!パソコンやスマホ、ゲーム機への接続方法や接続の確認方法も紹介

2022年08月25日 更新日:2024年03月03日

インターネット

目次

IPv4からIPv6の切り替え方法について、インターネットに接続するデバイスの設定を主にご紹介します。回線やプロバイダ、ルーターの設定が完了した後にぜひお読みください。

従来型のインターネット接続の方法であるIPv4から、次世代型のIPv6への切り替え方法は、回線やプロバイダ、ルーターを対応させることから始めます。環境が整ったら、インターネットに接続するデバイスの設定も切り替えましょう。

この記事では、IPv4からIPv6への切り替え方法のなかでも、インターネットに接続するデバイスの設定について、初心者の方に向けてわかりやすく解説します。デバイスによっては初期設定を手動で行うものもあるため、本記事を参考にしながら設定を進めていきましょう。

IPv4からIPv6への切り替え方法

IPv6への切り替えにはプロバイダへの申し込みが必要ですが、そのためには回線とプロバイダがIPv6に対応している必要があります。また、IPv4とIPv6を必要に応じて切り替えられる「IPv4 over IPv6」に対応していることも重要です。

NTTの光回線網を利用しているか「VNE」が関わっているプロバイダでなければ、IPv6での接続はできません。

VNEとは、IPv6での接続に必要な機器やシステムをプロバイダに提供している事業者のことで、具体的には「インターネットマルチフィード(MFEED)」「BBIX」「日本ネットワークイネイブラー(JPNE)」などを指します。

プロバイダがIPv6に対応していることを確認したら、IPv6への切り替えを申し込みましょう。そして、IPv6に対応しているルーターを準備し、PCやスマホなどのデバイスでも、IPv6接続ができるよう設定します。

ルーターはIPv6を申し込むことで、プロバイダが提供してくれることもあります。提供がない場合は、ご自身で用意することになります。

IPv6での接続方法について詳しく確認する

IPv4 over IPv6について詳しく確認する

IPv4とIPv6をパソコンで切り替える方法

WindowsやMacでIPv6を利用するための初期設定を行ったら、あとは利用するサービスに応じて自動で切り替わります。ユーザーが都度、設定を行う必要はありません。

現在、IPv6でサービスを提供しているのは、GoogleやYouTube、Netflixなどの大手企業です。IPv6に切り替えると、これらのサービスで、より高速で安全なインターネット通信を楽しめます。

iPhoneの場合

IPv6に対応しているのはiPhone 6以降のモデルです。そのため、現行のモデルならすべてのiPhoneがIPv6に対応しています。

iPhoneではIPv6を優先する仕組みになっており、IPv4とIPv6の切り替えは自動で行われます。IPv6での接続が可能な環境で、IPv6に対応したサイトに接続すると、自動で切り替わります。

Androidのスマホは設定を確認

AndroidもiPhoneと同様に、IPv6への接続を優先して行う仕組みになっています。しかし、初期設定が間違っていると、IPv6でのサービスが利用できません。

次の手順で設定を確認してみましょう。

1.「設定アプリ」を立ち上げる2.「ネットワークとインターネット」から「モバイルネットワーク」を選択する3.「APN」を選択し「APNの編集」を選択する4.「APNプロトコル」の欄が「IPv4/IPv6」になっていることを確認する

「APNプロトコル」の欄が「IPv4」になっていたら、IPv4 over IPv6での接続ができるよう「IPv4/IPv6」をタップして切り替えます。誤って「IPv6」を選択すると、IPv4でのサービスが利用できなくなるので注意が必要です。

IPv4とIPv6をゲーム機で切り替える方法

ここでは、IPv4とIPv6をゲーム機で切り替える方法を解説します。IPv6は高速・大容量通信が必要なオンラインゲームに適していますが、ゲーム機によってはIPv6に対応しておらず、切り替えによるトラブルも多いのが現状です。

各ゲーム機の対応状況

1対1でのZoom会議を実施する場合、最低限必要なインターネット速度は下表の通りです。

主なゲーム機における対応・未対応、IPv6への切り替え方法について見ていきましょう。

IPv6対応IPv6未対応
PlayStation5PlayStation4
Xbox OneNintendo Switch

PlayStation4

IPv6には未対応ですが、IPv4 over IPv6で通信することで快適に遊ぶことができるでしょう。ルーターの「UPnP」機能をOFFにすることで切り替えられますが、ゲームによっては切断が頻繁に起こるようになり、ボイスチャットができなくなるなどのトラブルもあると報告されています。

Nintendo Switch

IPv6には未対応ですが、IPv4 over IPv6による通信で問題なくプレイすることができます。切り替え方はPS4同様、ルーターで行ってください。

PlayStation5

IPv6に対応しており、本体の設定を変更することでIPv4 over IPv6接続が行えます。不具合が発生する場合は、ルーターの「UPnP」機能をOFFにしてみてください。

Xbox One

IPv6に対応しているため、問題なく楽しむことができます。

PCのオンラインゲーム

ほとんどのゲームでIPv6の使用が可能ですが、固定IPアドレスを必要とするタイトルでは不具合が出ることがあります。次章でご紹介する方法を参考に、IPv4へ切り替えてください。

IPv6でオンラインゲームができない場合はIPv4に切り替える

ゲームのタイトルによっては、IPv6によって不具合が出てしまうこともあります。その場合はIPv4接続に切り替えますが、IPv6の契約までIPv4に戻す必要はありません。

IPv4接続で使っていたルーターを再利用すれば、IPv6とIPv4の両方に対応できます。次の設定方法を参考にしてください。

1.IPv6対応ルーターの「PPPoE」設定をパススルーにする。2.IPv6対応ルーターのLANポートに、IPv4接続で使っていたルーターを接続する3.IPv4接続で使っていたルーターでインターネットに接続する

設定が完了したら、ゲーム機をIPv4接続で使用していたルーターのLANポートに接続してみましょう。

IPv4をIPv6に切り替えられたか確認する方法

切り替えを行ったはずなのに、それほど速さを実感できない場合は、Googleが提供する接続チェックサービスを利用してみましょう。

Googleの接続チェックサービス

サイトにアクセスすると自動的に診断が開始され、数秒で画面に結果が出ます。IPv6で接続している場合は、「既に IPv6 を使用しているようです。」と表示されます。

また「test-ipv6.com」へのアクセスも、IPv6への切り替えチェックに役立ちます。IPv6への切り替えが完了していなければ「×」印とともに「IPv6 アドレスが検出されませんでした」というメッセージが表示されます。

他の方法で確認する方法の紹介

まとめ

IPv4からIPv6への切り替えは、回線やプロバイダ、ルーターが対応していることが前提です。そして、PCやスマホ、ゲーム機などインターネットに接続するデバイスでも切り替えが必要です。

切り替えの方法はデバイスによって異なるため、本記事を参考に設定してみましょう。PCやスマホならソフトウェア上で設定を変更するか、自動で設定が行われるため、それほど難しくありません。

一方で、少しやっかいなのがゲーム関係です。IPv6に未対応のゲーム機もあり、オンラインゲームの場合、タイトルによっては不具合が発生します。

その場合は、IPv4接続に環境を戻すしかありませんが、IPv4で使っていたルーターを再利用することで、IPv6の契約のままIPv4接続も利用できます。