IPv6のスピードテストができるサイト8選!速度測定にばらつきが出る理由も解説
2022年05月24日 更新日:2024年02月27日
IPv6のスピードを測定できる人気のサイトを8つ集めました。シンプルで使いやすいサイトから多機能なサイトまで幅広くご紹介します。IPv6の通信速度を計測する際の注意点についても解説します。
IPv6とは、従来のIPv4に代わる次世代型の通信方式です。IPv6はIPv4に比べて通信速度が速いといわれており、IPv6が使えるようになったなら、通信速度がどれくらいかを調べてみたくなるものです。
そこで本記事では、簡単に使えるIPv6に対応したスピード測定サイトを8つご紹介します。
アプリをダウンロードする必要がなく、シンプルで使いやすい人気のサイトを集めました。それぞれ特徴があるので、目的にあったところを見つけてください。
IPv6で速度測定する際の注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
IPv6のスピードテストのおすすめサイト8選
IPv6に対応したスピード測定サイトを8つご紹介します。いずれも操作は簡単なので、初めての方でも迷うことなく使いこなせるでしょう。気になるところを見つけたら、さっそく計測してみましょう。
1. みんなのネット回線速度(みんそく)
IPv6の通信速度だけでなく、IPアドレスやホスト名もわかる多機能なスピード測定サイトです。
自分が使用しているインターネットの回線速度が測定できるだけでなく、他のユーザーが行ったテスト結果も蓄積されているのが大きな特徴です。平均速度の検索もできるので、「IPv6で接続することで、同じプロバイダの平均よりどれくらい速くなったのか」などを確かめることができます。
接続方式も自動で判定してくれるため、「IPoE」で接続できていることを確認しておきましょう。
2. フレッツ速度測定サイト
NTT西日本が提供しているスピード測定サイトです。
お住まいの都道府県や契約しているプロバイダ(ISP)などを選んだら、一番下にある「測定する」というボタンをクリックしましょう。即座に測定が始まり、ダウンロードとアップロードの速度が表示されます。
自分の端末に加えて、フレッツ網内にある測定サーバーと、インターネット上の測定サーバーの速度を知ることができますが、特別なことがない限り、チェックするのは自分の端末の速度だけでよいでしょう。
3. Fast.com
大手動画配信サービスが提供するサイトです。
非常にシンプルなつくりになっており、端末からアクセスするだけで測定が始まります。IPv6の通信速度の測定が完了すると、ダウンロード速度が大きな文字で表示されます。
アップロード速度やレイテンシ(Ping値)を表示するには、ダウンロード速度が表示されたすぐ下にある「詳細を表示」をクリックしましょう。
4. Speedtest by Ookla
世界中に知られているスピード測定サイトです。
サイトにアクセスすると大きく表示される「GO」ボタンで測定が始まり、ダウンロードやアップロード速度、Ping値が表示されます。
会員登録することで測定結果の履歴を保存できるため、時間帯や曜日などで比較したい場合に便利です。IPv6の通信速度の測定をするだけなら、会員登録は不要です。
5. USEN GATE 02
USENが提供しているサイトです。
サイトにアクセスすると下の方に「測定開始」というボタンがあります。クリックすると数十秒でIPv6のダウンロードやアップロード速度、Ping値が表示されます。
Webサイトの閲覧やオンラインゲームなど、用途別に快適に使えるかどうかの判定も同時に行ってくれるのが特徴です。
6. iNoniusスピードテスト (IPv4/IPv6)
接続しただけで計測が開始される、シンプルさが魅力のスピード測定サイトです。
IPv4 over IPv6で接続した場合、両者の計測結果を並列で 表示してくれるため、通信速度を比較するのに便利です。また、本当にIPv6でつながっているかどうかも確認できます。
ダウンロード速度などと並んで表示される「RTT」は、Ping値と同じ意味です。
7. Speed Test(CloudFlare)
こちらも接続しただけでIPv6の速度測定が始まるシンプル設計のサイトです。
「GO」のボタンをクリックすると数十秒後に、ダウンロード速度、アップロード速度、Ping値が表示されます。
サイトが英語表記のため、「速度だけわかればよい」という方におすすめです。
8. インターネット速度テスト(Google)
Googleの検索窓に「インターネット速度テスト」や「スピードテスト」と入力するとトップに表示されるサイトです。
青色の「速度テストを実行」のボタンをクリックすることで、IPv6の通信速度の測定が始まります。
アップロードやダウンロード速度、レイテンシ(Ping値)のほか、「同時に複数のデバイスでのHD動画のストリーミング」や「ビデオ会議」など、その速度に適した用途も表示されます。
ipv6のスピードテストで知っておきたいポイント
IPv6のスピードテストの結果はあくまでも目安です。また、IPv6の真価を発揮させるには、接続するサイトがIPoEに対応している必要があるため、結果に対して過度に期待しない方がよいでしょう。
測定サイトによって速度にばらつきが出る
IPv6に限らず、使用するスピード測定サイトは毎回同じものにしましょう。サイトによって、測定方法やテストサーバーが置かれている場所までの距離や経路などの条件が異なるからです。
IPv6での速度を比較する場合も、異なるサイトで計測すると条件の違いから比較ができなくなってしまいます。
また、同じスピード測定サイトを用いても時間帯によっては結果にばらつきが出る点に注意が必要です。測定サイトのサーバーに接続しているユーザーが多いほど、サーバーに負荷がかかり、調子が悪くなることがあります。
あまりにも悪い結果が出た場合は、しばらく間をおいて接続し直してみましょう。
IPoE接続にしないとIPv6の真価は発揮できない
IPv6の真価を発揮させるには、接続するサイトがIPoEに対応している必要があります。しかし、今のところIPoEに対応しているサイトは、GoogleやYoutubeなど大手のごく一部です。
それ以外のサイトに接続する場合は、従来のPPPoEを用いて接続するため、IPv6のメリットを十分に感じられないでしょう。
それでもIPv6を使うメリットがあるのは回線が混雑している時です。IPoE接続は従来のPPPoEとは異なる接続方法で、混雑時に速度が遅くなる「ネットワーク終端装置」を使用しません。
直接インターネットに接続できるため、大勢が同じ回線を使っていても速度の遅さを感じにくいのが特徴です。
IPv6のスピードテストで回線の速度を知ろう
IPv6でどれくらい速度が改善したかを知るには、今回ご紹介したスピード計測サイトが便利です。しかし、IPoEに対応しているサイトは限られているため、IPv6の本来のスピードを体感するには、もう少し時間がかかりそうです。
とはいえ、「混雑時の強さ」というIPv6回線のもうひとつのメリットだけでも、IPv6を利用する価値はあるといえるでしょう。
IPv6に限らずネット速度全般について知りたい方は、以下のページもご覧ください。
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