IPv6の接続方法と設定を徹底解説!接続時に気をつけたい注意点とは

2022年08月25日 更新日:2024年02月27日

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IPv6での接続には、回線とプロバイダ、接続機器、デバイスをIPv6に対応させる必要があります。本記事では、IPv6の接続方法と必要な設定、接続時の注意点を徹底解説します。

IPv6・IPoEは、従来型のIPv4・PPPoEに代わる次世代の接続方法です。通信速度の向上や、夜間など回線が混雑しがちな時でも速度が低下しにくいなどのメリットがあります。

IPv4・PPPoEからIPv6・IPoEへ移行するには、プロバイダへの確認・申し込みと、接続機器やデバイスの準備が必要です。この記事では、IPv6の接続方法と必要な設定、接続時の注意点を徹底解説します。

IPv6の接続方法

IPv6にするには、回線やプロバイダ、接続機器(ルーター)、端末(パソコンやスマホ)といったインターネットの接続環境を、IPv6に対応させる必要があります。ここでは、IPv6に接続するための手順を説明します。

1.ネット環境を確認する

IPv6で接続するには、まず回線とプロバイダが対応していなければなりません。「ネットが光回線であること」「プロバイダがIPv6に対応していること」の2つを順に確認していくのですが、その前に、すでにIPv6接続されていないかどうかを見てみましょう。

現在IPv6で通信していないか

IPv6接続されているかどうかを確認するには、Googleが提供する接続チェックサービスを利用します。以下のリンクをクリックすると、数秒でテスト結果が表示されます。

https://ipv6test.google.com/

IPv6で接続している場合は、「既に IPv6 を使用しているようです。」と表示されます。この表示が出たら、すでにIPv6が利用できているため、切り替え作業は必要ありません。

IPv6接続ができていない場合は、「インターネットの未来に向かう準備はできていますか?」というタイトルの下に「問題は検出されませんでした。」「お使いの接続方法は IPv6 への対応が完了していませんが、IPv6 をサポートしているウェブサイトは問題なく閲覧できるはずです。」と表示されます。

ネット回線の種類を確認

IPv6接続を行うには、光回線であることが前提となります。現在利用しているインターネットが光回線かどうかわからない方は、プロバイダの契約内容の確認が必要です。契約書が見当たらない場合は、プロバイダに問い合わせてみてください。

プロバイダとの契約内容を確認

「フレッツ光ネクスト」や「フレッツ系」の回線を使用しているなら、プロバイダはすでにIPv6に対応済みですが、それ以外の光回線なら、プロバイダがIPv6に対応できるかどうかを確認する必要があります。

プロバイダとの契約内容を確認したり、問い合わせたりして、IPv6への移行ができるかどうかを確かめてください。対応していない場合は、IPv6での通信はできないため、新たにプロバイダと契約し直すことになります。

2.IPv6接続サービスに申し込む

プロバイダがIPv6に対応していることを確認したら、さっそくサービスに申し込みましょう。「v6オプション」「v6プラス」など、プロバイダによって名称は異なりますが、サービス内容は基本的に同じです。

以上で回線とプロバイダのIPv6接続の準備は整いました。あとは接続機器(ルーター)と、パソコンやスマホなどのデバイスを設定するだけです。

設定を終えると、IPv6に対応のサイトはIPv6で接続、IPv4にしか対応していないサイトは、従来通りに接続されるようになります。

3.IPv6対応ルーターの準備と設定

回線とプロバイダの準備が整ったら、次は接続機器(ルーター)をIPv6に対応させましょう。

IPv6接続を申し込むと、一部のプロバイダは、ルーター機能を内蔵したホームゲートウェイ(自宅に設置するインターネット機器)を貸し出してくれます。パソコンなどのデバイスからホームゲートウェイにアクセスし、設定を完了してください。使い方は説明書を参照しましょう。

プロバイダから接続機器の貸し出しがなく、現在使用しているルーターがIPv6に対応していない場合は、新たにルーターを購入しなければなりません。1万円前後の出費にはなりますが、インターネット環境の改善が期待できます。

ルーターの初期設定は、パソコンなどのデバイスからアクセスして行うのが一般的で、細かい手順はメーカーや機種ごとに異なります。画面の案内に従って設定しますが、やり方がわからない場合は、メーカーに問い合わせてみましょう。

4.デバイスごとの設定方法

回線やプロバイダ、接続機器(ルーター)の設定が終わったら、次はパソコンやスマホなどデバイスの設定を行います。ここでは、「Windows 11」と「Mac OS 12」、そしてスマホの設定方法を解説します。

Windows11の場合

1.タスクバー上の「Windowsロゴ」を右クリックして「設定」を開く2.「ネットワークとインターネット」から「ネットワークの詳細設定」を開く3.「ネットワーク アダプター オプションの詳細」をクリックすると「ネットワーク接続」のウインドウが開く4.現在接続しているネットワークのアイコンを右クリックして「プロパティ」を開く(有線接続の場合は「イーサネット」無線接続の場合は「Wi-Fi」を選択してください)5.「インターネットプロトコルバージョン6(TCP / IPv6)」にチェックを入れて「OK」をクリック6.変更を有効にするためにコンピューターを再起動する

以上でWindows11をIPv6接続するための設定は完了です。設定がすべて完了したら、最初に紹介したGoogleの接続チェックサービスでIPv6接続になっていることを確認しましょう。

Googleの接続チェックサービスhttps://ipv6test.google.com/

Macの場合

1.「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択し「ネットワーク」をクリック2.有線での接続なら「Ethernet」、無線接続の場合は「Wi-Fi」をクリックして選択3.「詳細」をクリックし「TCP/IP」をクリック4.「IPv6の設定」ポップアップメニューをクリックして「手入力」を選択し、プロバイダから指定された「IPv6アドレス」や「ルーターアドレス」「プレフィックス長」を入力(プロバイダによってはルーターアドレスを「ゲートウェイアドレス」と表記しているケースがある)

以上でMac OS12におけるIPv6接続のための設定は完了です。設定がすべて完了したら、最初に紹介したGoogleの接続チェックサービスでIPv6接続になっていることを確認しましょう。

 

Googleの接続チェックサービスhttps://ipv6test.google.com/

スマホの場合

スマホはすでにIPv6設定が行われていることが多いため、特別な初期設定は不要です。Googleの接続チェックサービスにアクセスして、IPv6接続されていることを確認しましょう。

Googleの接続チェックサービスhttps://ipv6test.google.com/

IPv6で接続している場合は、「既に IPv6 を使用しているようです。」と表示されます。他の確認方法については、こちらのページを参照してください。

IPv6の接続に関する注意点

IPv6へ移行する際には、「IPoE接続に対応していること」「IPv4 over IPv6に対応していること」の2点を確認しておきましょう。

IPv6接続だけではIPoE接続を使えない可能性がある

まず確認しておきたいのは、プロバイダが「IPv6・IPoE」接続を提供しているかどうかです。なかには、IPv6なのに、IPv4と同様にPPPoE接続しか提供しておらず、期待したようなスピードが出ないというケースも見られます。

IPv6でのサービスをプロバイダに申し込む際に、IPoE接続ができることを確認しておきましょう。IPoEについては、こちらのをページを参照してください。

IPv4を無効にしない

現在、IPv6に対応したサービスを提供しているのは、GoogleやYouTube、Facebookなど、一部の大手企業に限られています。

IPv6のみでは、現在スタンダードとなっているIPv4方式のサイトには接続できません。IPv6とIPv4両方のサイトに接続するには「IPv4 over IPv6」に対応している必要があります。

このように、IPv6へ移行する際には、IPoE接続が行えることと、IPv4 over IPv6のサービスを提供していることを確認しましょう。Windows 11なら「インターネットプロトコルバージョン4」のチェックを外さないようにしてください。

IPv6の接続方法まとめ

IPv6での接続を楽しむためには、回線とプロバイダ、接続機器、デバイスすべてがIPv6に対応する必要があります。光回線に契約済で、プロバイダがIPv4 over IPv6・IPv6接続に対応していることがわかったら、さっそく移行を申し込みましょう。

また、接続機器とデバイスの準備も必要です。プロバイダが接続機器を貸し出してくれる場合もありますが、貸し出しがない場合は接続機器をご自身で用意し、それぞれのデバイスに応じた設定を行ってください。