光回線工事後に繋がらない原因は?自分でできるチェック方法と対処法を紹介!
2022年12月27日 更新日:2024年02月27日
光回線の工事後なのにインターネットへ繋がらないなら、まずは原因を調べましょう。この記事では、よくある原因と自分でできるチェック方法、対処法を紹介しています。
「光回線工事後なのにインターネットに繋がらない」とお悩みではありませんか?原因は端末・接続機器・光回線のいずれかにあるので、パソコンやルーター、Wi-Fiの状態などを一つずつチェックして対応していきましょう。
この記事では、光回線に契約して工事後にインターネットへ接続できない場合のよくある原因と、自分でできるチェック方法、対処法をわかりやすく解説します。
光回線工事後にネットに繋がらない原因
光回線工事後にもかかわらずインターネットに接続できないのは、端末・接続機器・光回線のいずれかに問題が発生しているからです。まずは、端末が原因となるケースから見ていきましょう。
端末が原因の場合
端末とは光回線でインターネットに繋いでいる機器のことで、スマホやタブレット、パソコンなどを指します。
接続できない原因が端末にあるかを見極めるには、他の端末での接続を試すことです。正常に接続できる端末が他にあるなら、問題は接続機器や光回線接続ではなく、接続できない端末にあると考えることができます。
端末の調子が悪い時は、端末を制御するOSや、起動中のソフトウェア・アプリが原因になっていることがあります。
OSやソフトウェアのトラブル
OSやソフトウェアのトラブルで特に多いのが、インターネットからの不正な接続を妨げるセキュリティソフトによるものです。
セキュリティソフトが問題かどうかを見極めるには、使用をいったん停止してからインターネットに接続します。それで正常に繋がるなら、原因はセキュリティソフトにあるということがわかります。
セキュリティソフトの設定を最低にして接続できることを確認したら、接続に支障がないレベルまで、徐々に設定を高めていきましょう。
Wi-Fiの設定が正しくない
Wi-Fiがオフになっている、機内モードになっている、パスワードが間違っているなど、端末のWi-Fi設定に問題がないかをチェックしましょう。
何かのはずみでWi-Fiがオフになることや、機内モードがオンになることはよくあるものです。
ネットワーク機器が原因の場合
ネットワーク機器とは回線終端装置(ONU)や無線LANルーターなど、光回線につなげるための装置を指します。端末に問題がなければ、インターネットに繋がらない原因は、接続機器か光回線のどちらかにあります。まずは接続機器から調べていきましょう。
ONUやルーターのトラブル
インターネットに接続できない原因が、ONUや無線LANルーターのトラブルにあると気づくのは難しいものです。また端末のように別の機器で試すことができないため、使用中の機器で試す必要があります。
代表的なトラブルは無線LANルーターの無線機能の故障やネットワーク設定のミスです。長時間の使用や、置き場所によっても満足に機能しなくなるのが無線LANルーターなので、トラブルに見舞われやすい機器といえるでしょう。
ネットワーク機器とは回線終端装置(ONU)や無線LANルーターなど、光回線につなげるための装置を指します。端末に問題がなければ、インターネットに繋がらない原因は、接続機器か光回線のどちらかにあります。まずは接続機器から調べていきましょう。
LANケーブルやケーブルの配線に問題がある
ONUと無線LANルーターをつないでいるLANケーブルに問題があると、インターネット接続ができなくなります。LANケーブルは長年使用することで次第に劣化していき、イスで踏んだり足を引っ掛けたりしても断線してしまいます。
また、LANケーブルに問題がなくても、配線が間違っているとインターネットへの接続はできません。ONUと無線LANルーターの正しいポート同士が繋がっていることを確認しましょう。
光回線自体が原因の場合
端末やネットワーク機器に問題がないなら、光回線のトラブルを疑ってみましょう。工事後には開通テストを行っているはずですが、断線などに気づかずに引き上げてしまった可能性もあります。
また、接続はできるが光回線の速さが実感できないという場合は、同じマンションに住む住人が一斉に回線を使っているのが原因かもしれません。心当たりがあれば時間をあけて接続し直してみましょう。
電波干渉が起きている場合
無線LANルーターを使って接続しているなら、電波の不調を疑ってみましょう。
無線LANルーターの近くで電子レンジやコードレス電話など電磁波を発生する機器を使用すると、電波干渉が起きてしまい無線での接続ができなくなることがあります。
このトラブルは原因となっている機器の使用をやめることで改善するので、特定はやさしいといえるでしょう。電波干渉を受けない位置まで、無線LANルーターを移動するだけで解決します。
光回線工事後にネットに繋がらない時の対処法
端末・接続機器・光回線のうち、どれに問題があるのかがわかったら、次は対処方法です。ここからは他によくある問題の解決法について詳しく見ていきます。まずは端末に起きている問題の解決方法です。
端末に原因がある場合
どの端末に原因があるかがわかったら、最初に試すべきは再起動です。電源を切り15分ほど時間をあけて、あらためて電源を入れ直します。再起動しても改善されないなら、セキュリティやWi-Fiの設定を確認してみましょう。
端末の再起動を行う
端末の再起動を行うと、通信設定がリセットされて不具合が解消することがあります。
再起動する際は、電源を切ってから15分ほど間をあけましょう。これは、端末を冷却するためです。熱を持った端末は処理速度の低下といった影響がでやすくなります。据え置きタイプの端末であれば、熱によるトラブルを防ぐために、風通しのよい場所を選んで設置しましょう。
再起動の方法は端末によって異なります。パソコンならいきなり電源を落とすことは避けるなど、それぞれに推奨されている手順を踏むことが大切です。
セキュリティの設定を見直す
セキュリティソフトは通信状況を監視するためのもので、端末の安全を守るために疑わしい通信を遮断してくれます。
アクセス監視を無効にすることでインターネットへの接続ができるなら、セキュリティソフトの設定やバージョンの問題が考えられます。その際は設定の変更や最新バージョンのアップデートが可能か確認してください。
なお、アクセス監視を無効にした状態で接続するサイトには、十分な注意が必要です。ウイルスの感染を避けるため、信頼できるサイトのみに接続しましょう。
Wi-Fi設定やスイッチを見直す
スマホやタブレットでの接続ならWi-Fiの設定が正常か、機内モードになっていないかの確認が必要です。また、パソコンでの接続でもWi-Fiが正常に機能していることを画面で確認してください。
Wi-Fiのオン・オフは多くの場合、画面上のソフトウェアで行いますが、パソコンによっては手動で行う場合もあります。
使い慣れていないパソコンの場合は、誤ってオン・オフのスイッチに触れないよう、どこにWi-Fiのスイッチがあるか事前に確認しておくことをおすすめします。
ネットワーク機器に問題がある場合
ネットワーク機器の問題が考えられるのであれば、まずはONUと無線LANルーターの両方の電源を入れ直してみましょう。それでも改善されないなら、無線LANルーターやLANケーブルのチェックに入ります。
ルーターやONUの再起動を行う
ONUと無線LANルーターの再起動は、電源アダプターの抜き差しで行います。
注意点はルーター、ONUの順で電源アダプターを抜くことです。そのまま5分ほど放置したら、ONUの電源アダプターを差します。複数あるランプの点滅が落ち着いたのを確認してから、無線LANルーターの電源アダプターを差して再起動は完了です。
電源アダプターの抜き差しには、5分ほどの間隔が必要です。本体を冷却するためにも、十分な間隔をあけてください。
無線LANルーターの確認を行う
無線LANルーターについては、次の項目をチェックしてみましょう。
ルーターの電源は入っているか電源スイッチがオフになっていないか電源アダプターは抜けていないか「Wireless」ランプが点灯しているか
ルーターの電源やスイッチの確認、電源アダプターのチェックは、ルーターの「Power」ランプの点灯で行います。正常に電波が発信されているかどうかは、「Wireless」ランプの点灯で確認できます。
LANケーブルを確認する
無線LANルーターの不調は、ONUとパソコンを直接LANケーブルで接続することでも確認できます。改善すれば不調の原因は無線LANルーターにあることがわかり、改善しなければ、「回線に原因があるのかもしれない」と仮説を立てられます。
ルーターをチェックしたら、次はONUとルーターをつなぐLANケーブルを調べます。ケーブルの不良が原因なら新しいケーブルへの交換で、LANポートの不良が原因なら別のLANポートへの差し替えで改善するでしょう。
光回線に問題がある場合
光回線の状況を確認する
光回線事業者による工事やメンテナンス、障害の発生は、光回線が使えなくなる原因になります。回線事業者のホームページには、光回線の状態が逐一アップされているので、アクセスして光回線が使えなくなる日時や地域についての情報を見つけてください。不通になる日時や地域の情報も、あわせてチェックしておきましょう。
光回線事業者のホームページへのアクセスは、光回線の状態に左右されない4Gや5Gの回線が使えるスマホやタブレットを使ってください。
時間を変えて接続してみる
光回線の工事やメンテナンス、障害が原因でインターネットが使えないなら、完了・復旧するまで待つ必要があります。
回線の混雑、接続はできるものの極端にスピードが出ないのであれば、利用者が集中していることが原因かもしれません。回線の混雑も時間を変えての接続で対処しますが、IPoE・IPv6での接続や、マンションタイプを使用しているなら戸建てタイプへの変更も検討してください。
どうしても光回線工事後に繋がらない場合の対応
光回線の工事やメンテナンス、障害が原因であれば、インターネットの不通は1日くらいで復旧するものです。いつの間にか復旧していたということもあるでしょう。
しかし、回線の不調が1日以上続くようなら、通信事業者への問い合わせをおすすめします。引き込んでいる光回線の不良や光回線工事のミスも考えられるからです。住んでいる地域だけ回線不良が起きている可能性もあります。
また、工事直後であれば考えにくいですが、インターネットの利用料金の滞納も、光回線に接続できなくなる原因のひとつです。
光回線の工事後に繋がらない原因を特定しよう
光回線の工事をしたにもかかわらずインターネットに接続できない時は、この記事を参考にして、端末・接続機器・光回線をそれぞれ調査してみましょう。
端末や接続機器の不調で最初に試すべきなのは再起動です。光回線の不調なら、光回線事業者のホームページをチェックします。それでも改善が見られない場合は、事業者に連絡を入れてください。
2024年11月11日
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