光回線工事をするのは部屋のどこがいい?目的別におすすめの光回線の引き込み場所を解説!
2022年12月27日 更新日:2024年02月27日
光回線の申込み・契約が済んだら、次は光回線の工事で光コンセントを部屋のどこに設置するかを検討する必要があります。
光コンセントの設置場所は端末の使い勝手を左右するポイントです。適切な設置場所を選ばないとLANケーブルが床をはうようになったり、インターネットへの接続機器が丸見えになったりすることがあります。
光回線工事は部屋のどこで行われる?
光回線工事が部屋のどこで行われるかは、光コンセントがすでに自室に設置されているかどうかによって変わります。
光コンセントとは、各部屋まで引き込まれた光ケーブルと、回線終端装置(ONU)を接続するためのものです。「光」や「光コンセントSC」の表示があり、光ケーブルが差せるようになっています。
集合住宅の場合は、光コンセントではなくLANコンセントが設置されていることもあるでしょう。その場合、ONUは使用せずにルーターを直接LANケーブルで接続して、光回線を利用します。
光コンセントがある場合
光コンセントがすでにあるなら、開通工事では光回線の引き込みと光コンセントへの接続が行われます。回線利用者は、工事が終了するまで立ち会う必要があります。
一方で、光回線とコンセントが接続済みというケースも多く、その場合は工事担当者が回線利用者の部屋に入る必要がなくなり、電話による申込みのみで開通が可能です。
光コンセントは、リビングなどの電話線に繋がるコンセントやテレビアンテナコンセント、エアコンダクトの近くに設置されていることが多いので、探してみましょう。
光コンセントがない場合
光コンセントがない場合、光回線の引き込みとコンセントの設置の両方が行われます。
光コンセントは電話コンセントやエアコンダクトなど、光回線を引き込みやすい箇所に設置するのが一般的です。フレッツ光なら戸建てタイプの場合1万9,800円、マンションタイプの場合1万6,500円の費用がかかります。(2022年12月27日時点の金額です)
新築なら好きな場所に光コンセントを設置できます。(設計段階で組み込んであれば可能)どの部屋でインターネットを利用するかを検討し、使い勝手のよい場所に設置してもらいましょう。
光回線工事で光回線は部屋にどのように引かれる?
光回線が引かれるのは新築なら好きな場所、それ以外は引き込みやすい場所が基本です。新築の場合は2箇所以上に光回線を引き込むことも可能です。光回線を引き込む部屋について、もう少し詳しく見ていきましょう。
新築の場合
新築の場合は好みの場所に光コンセントを設置できるため、複数の部屋にマルチメディアコンセントを設置するのもおすすめです。
マルチメディアコンセントとは、マルチメディアボックスからの配線を繋ぐためのものです。マルチメディアボックスの中にはONUや電話回線、テレビアンテナ関連の配線などが納められています。
光コンセントが設置されている部屋なら、機器を接続するだけで、インターネットや電話、テレビなどを楽しめます。光回線工事について、こちらの記事も参考になるでしょう。
既存住宅の場合
既存住宅の場合、工事担当者が作業しやすい場所に光回線を引き込むのが一般的です。引き込みやすい場所とは、光コンセントや電話コンセントが設置されている場所のことです。すでにある配管を利用して光回線を引き込みます。
適当な配管がない、もしくは利用できないケースでは、エアコンのダクトなど何らかの隙間を利用して光回線を引き込みます。適当な隙間が見つからない場合は、電柱から続く配線を通すため、壁に穴をあけることになります。詳しくはこちらの記事を参照してください。
マンション(集合住宅)の場合
マンションなど集合住宅の場合も、光回線は工事担当者が作業しやすい場所に引き込まれます。光コンセントや電話コンセントがあるなら既存の配管を利用して、共用スペースまで来ている光回線を引き込みます。
共用スペースまで光回線が来ていないケースでは、戸建てタイプを個別に引き込む方法があります。その際には、大家さんや管理会社に許可を取っておきましょう。集合住宅での光回線工事の実際については、こちらの記事が参考になります。
光回線工事で光回線を引き込むおすすめ場所
光コンセントは電話やテレビのアンテナコンセントの近くにあるのが一般的です。設置場所を自由に決められるなら、「何を重視するか?」を考えるとよいでしょう。ここでは、いくつかのポイントを紹介します。
美観重視の場合
コンセントがあちこちにあるのは、人によって見た目が良くないと思うかもしれません。光コンセントだけ独立しているものより、電話線やテレビアンテナなど、他のコンセントと一体化したものを選ぶとすっきりした見た目になるでしょう。
一体化したコンセントのデメリットは、インターネットと接続する端末の使用場所と離れてしまう可能性があることです。
無線LANルーターを使うなら問題はありませんが、PCなどの端末をLANケーブルで繋ぎ、光回線のポテンシャルを引き出したい場合は、ケーブルが床をはうことになります。見た目が悪くなるだけでなく、足を引っかけるなどの危険性が増してしまいます。
ネット環境を整えたい場合
光回線のポテンシャルを引き出すには、ゲーム機やPCなどの端末をLANケーブルでONUに繋ぐことです。光コンセントを端末の使用場所の近くに設置すると、LANケーブルが床をはうことはありません。
テレビゲームをネットに繋いで楽しむのであれば、テレビのアンテナコンセントと一体化したものがおすすめです。PCをLANケーブルで繋ぎたい場合は、電源と一体化したものを選ぶとよいでしょう。
端末を使う場所が固定されてしまうと、部屋の模様替えが難しくなるというデメリットはありますが、快適なネット環境が整いやすくなります。
光コンセントを隠したい場合
光コンセントの近くにONUが置かれていると、見た目があまりよくはありません。その場合は、ウォークインクローゼットの中に、光コンセントと電源を設置するのがおすすめです。
デメリットは、ONUといっしょに無線LANルーターも隠してしまうと、電波の飛びが悪くなってしまうことです。そのため無線LANルーターだけ表に出すなどの対策が必要になるでしょう。
また、マルチメディアボックスを選ぶのも、見た目をすっきりさせるのによいでしょう。ONUはボックス内に内蔵されるので、コンセントに繋ぐのはルーターだけになります。
部屋のどこにいてもインターネットに接続したい場合
部屋のどこにいてもインターネット接続ができるようにしたいなら、部屋の中央に近い箇所に光コンセントを設置するとWi-Fiの電波が部屋中に行き渡ります。
同様に、高くて障害物がない位置に無線LANルーターを設置するのもおすすめの方法です。ただし、電子レンジなどの近くに無線LANルーターを設置するのは避けましょう。電磁波を発生するものが近くにあるとWi-Fiの電波が途切れることがあります。
特にこだわりがない場合
光コンセントの設置場所にこだわらないなら、工事担当者が作業しやすい場所に設置するのが一番です。
電話回線用の配管がある箇所や光回線を通すのに適当な隙間、エアコンダクトの近くなどの適切な場所を見つけてくれるので、プロに任せてみましょう。
光回線工事は自宅でのインターネット利用場面を想像しながら行おう
光コンセントの位置が自由に決められる場合は、どこでインターネットを使いたいかを想定して設置場所を決めましょう。
特に注意したいのは、光回線の高速性を重視してLANケーブルで端末を繋げるケースです。また他のケースでもWi-Fiの電波が遠くまで届くように、光コンセントを設置するとよいでしょう。
2024年09月05日
インターネット
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