メッシュWi-Fiとは?メリットやおすすめの製品をご紹介
2023年12月22日 更新日:2024年04月18日
Wi-Fiを使っていて「すぐに回線の接続が切れる」「通信速度が遅い」などの不満を感じている人は多いのではないでしょうか。そのような悩みがある人にはメッシュWi-Fiの併用がおすすめです。
本記事ではメッシュWi-Fiの概要や、メッシュWi-Fiを使うメリットなどを解説します。ご自宅の電波環境にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
Wi-Fiのよくある疑問をご紹介
インターネットを快適に利用するにはWi-Fiが欠かせませんが、通信環境が悪いとたびたび接続が切れてしまいストレスを感じることがあります。ここではWi-Fiのよくある4つの疑問を紹介します。
Wi-Fiルーターってそもそも何?
Wi-Fiルーターとは、パソコンやスマートフォンなど複数の機器でインターネット接続ができるようにするための通信機器です。ルーターについて説明する前に、まずはWi-Fiとは何かを理解しておきましょう。
Wi-Fiとは、無線でインターネットに接続する電波のようなものです。Wi-Fiがあるおかげで、私たちは家のどこにいてもインターネット接続が簡単にできるのです。その電波をつなぐ役割をしているのがWi-Fiルーターだと考えると分かりやすいでしょう。
Wi-Fi機能が搭載されたルーターを設置することで、ケーブルを使わずにネットワークに接続されている端末と接続できます。
Wi-Fiの調子が悪いのはなぜ?
「Wi-Fiの接続状態が不安定になる」と悩んでいる人もいるでしょう。まず疑うべきはWi-Fiルーターの故障です。経年劣化している場合やアップデートを行っても状態が改善しない場合は専門業者に修理や点検を依頼しましょう。また、故障以外にも次のような原因が考えられます。
(1)Wi-Fiルーターの設置場所が悪い
Wi-Fiの電波は障害物に弱く、金属・水・コンクリート・断熱材などを通過する際に弱まる可能性があります。ルーターを設置する際は、部屋越しや天井を挟んで無線通信することを避け、水槽や金属ラックの周辺などに置かないよう意識しましょう。
(2)Wi-Fiルーターに接続している端末が多い
一つの家庭内に多数の電子端末がある場合、通信速度が落ちる可能性があります。もし心当たりがあれば、中継機やメッシュWi-Fiを増設したり同時接続台数が多い機種に買い替えたりするといった対策を講じると通信環境が改善される可能性があります。
Wi-Fiルーターの寿命はあるの?
実はWi-Fiルーターにも寿命があり、長期間同じものを使い続けるのはおすすめしません。目安として購入から4~5年経ったら買い替えを検討しましょう。
ルーターを買い替えるべき理由は以下の3つです。
1.通信規格に対応できていない可能性がある
2.セキュリティ面で不安がある
3.ルーターが劣化し動作不良を起こす可能性が高くなる
通信規格とはWi-Fiに使われる周波数の帯域です。2~6年ごとに新しい規格が登場するため、対応できないルーターを使い続けていると、通信速度は遅いままになってしまいます。
セキュリティ面でも、情報を暗号化する際の規格はどんどん更新されます。古い規格のままでは情報漏洩のリスクを高めてしまう可能性があるのです。
また、ルーターの使用状況にかかわらず、ホコリがたまったり風通しが悪かったりすると製品が劣化し寿命が短くなることもあります。
Wi-Fiの通信速度の目安はどのくらい?
Wi-Fiの通信速度を表す単位は「bps」と呼ばれ、1秒あたりに転送されるデータ量を指します。結論として快適な通信を目指すなら、30Mbps~100Mbpsを目安にするのがおすすめです。
また、データの送受信には「上り」と「下り」があります。端末からインターネットにベクトルが向かう場合は上り、その逆が下りです。それぞれの違いを簡潔にまとめると以下のとおりです。
●上り:メールやSNSでのメッセージ送信や動画・画像などのアップロードをする際に用いられる
●下り:ブラウザでWebサイトを閲覧する場合に用いられる
通信速度の目安を考える際は、下りを通信速度の指標にします。
Wi-Fiが届きにくい場所の特徴
Wi-Fiの接続が悪いのは、もしかすると電波が届きにくい場所で使用しているからかもしれません。ルーターを変えてもつながりづらい場合は、Wi-Fiの使用環境に目を向けてみてください。
ここでは、Wi-Fiが届きにくい場所に共通する2つの特徴を紹介します。また、Wi-Fiが届きにくい場所でも快適にインターネットの利用ができるようになる方法も併せて解説します。
家電などの電子機器がある場所
電子レンジやIHヒーターなどの家電の近くにWi-Fiルーターを設置すると、電波干渉によりWi-Fiがつながりにくくなると考えられます。
Wi-Fiに使われている周波数は2.4GHz帯と5GHz帯の2種類です。先ほど例として挙げた家電は2.4GHz帯の電磁波を発するので 、Wi-Fiに干渉して通信速度が遅くなる可能性があります。その点5GHz帯は電波干渉が少ない特性があるため、スマートフォンなどを利用する際は5GHz帯を利用するのが望ましいです。
ただし5GHz帯は障害物に弱いという弱点もあるため、壁や家具などで電波が遮られてしまう場合は、メッシュWi-Fiを併用するなどして解決するのも方法の一つでしょう。
Wi-Fiが届く範囲外
Wi-Fiが届く範囲は設置場所や使用状況によって変わるため、一概にどのくらいとはいえません。また、どのルーターを使うかによっても電波が届く範囲は異なります。前述の通り、ルーターの近くに金属・水・コンクリートなどの障害物がある場合はWi-Fiの電波が弱まっている可能性も考えられるので、メッシュWi-Fiの併用がおすすめです。
メッシュWi-Fiを導入しアクセスポイントを設置すれば、どこにいても快適にインターネット接続が可能になるでしょう。
メッシュWi-Fiとは?仕組みや特徴を解説
メッシュWi-Fiとは、その名の通り網目状にWi-Fiの電波を張り巡らせる通信形態です。家の複数箇所にメッシュWi-Fiを設置することで、ルーターがカバーできない範囲にも電波を行き渡らせることが可能になります。
メッシュWi-Fiの特徴は、ルーターから離れても電波の強さが変わらず、かつ電波の切り替えが簡単にできる点にあります。インターネット回線の切り替えを検討している人の中でも、ご家庭でインターネットを利用する時間が長い人やテレワークの機会が多い人は、切り替え前にメッシュWi-Fiの利用が可能か確認してみましょう。また、現在のインターネット回線で電波状況を改善したい人は、サービスの中にメッシュWi-Fiがあるか問い合わせてみてください。
メッシュWi-Fiと中継機はどう違うの?
メッシュWi-FiとWi-Fiルーターの中継機の違いがよく分からない人もいるかもしれません。両者の違いは、親機と中継機が同じ電波を飛ばすかどうかです。表にそれぞれの特徴をまとめてみました。
メッシュWi-Fi | 中継機 |
---|---|
・親機のWi-Fiルーターの電波を受信して、中継機が同じ電波を出力する ・中継機を増設しても通信速度が落ちにくい |
・親機のWi-Fiルーターの電波を受信して、中継機自身が別の電波を出力する ・中継機を増設すると通信速度が落ちやすい |
通常のWi-Fiルーターでは、中継機そのものが電波を飛ばすことによってエリアを拡張します。親機が中心となって通信を処理するため、複数の空間でWi-Fiをつなぐ場合はどうしても親機への負担が増えるという仕組みです。
また中継機の場合、親機と中継機で別の電波を出力するため、利用する場所によってはWi-Fiの設定を手動で切り替える手間が発生します。その点メッシュWi-Fiは、親機と中継機で同じ電波を出力するので、より強力な電波を自動的に拾うことができます。
TOKAIケーブルネットワークが提供している「WSR-1800AX4-KH」は、メッシュWi-Fiの親機として機能するだけでなく中継機としても活躍します。
メッシュWi-Fiのメリット
メッシュWi-Fiを使うメリットは以下の通りです。
広範囲のネットワークを構築できる
長距離の接続でもネットワークが安定する
ルーターのセットアップが簡単にできる
自宅やオフィスなど、空間全体を幅広くカバーしやすいのがメッシュWi-Fiの特徴です。通常のルーターより広い範囲に電波を行き渡らせられるため、ネットの接続が安定するのも特筆すべき点でしょう。さらにSSIDとパスワードが1つずつなので、中継機の設定が簡単にできます。
新たにルーターを導入する際はメッシュWi-Fiに対応しているものを選ぶのがおすすめです。
TOKAIケーブルネットワークのメッシュWi-Fiを使う8つのメリット
画像引用: WSR-1800AX4-KH : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
メッシュWi-Fiを導入するならTOKAIケーブルネットワークの「WSR-1800AX4-KH(月額330円/台・税込)」がおすすめです。WSR-1800AX4-KHは手軽にメッシュネットワークを実現する「Wi-Fi EasyMesh™」に対応しています。
画像引用: WSR-1800AX4-KH : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
※EasyMeshネットワークを利用するには、コントローラおよびエージェントとして使用するWi-Fiルーター、アクセスポイント、Wi-Fi中継機がすべてEasyMeshに対応している必要があります。EasyMesh対応ファームウェアにアップデートしてお使いください。
WSR-1800AX4-KHの特徴は以下の通りです。
1.大容量・多台数通信に強い 新しいWi-Fi規格「Wi-Fi 6(11ax)」に対応
2.よりたくさん同時につながる
3.スリムですっきり置けて壁掛けにも対応
4.かんたんにセットアップできる
5.最適な通信経路を自動で選択してくれる
6.高速なローミング
7.有線でもメッシュネットワークを構築できる
8.干渉波を回避してつながる(※バッファロー独自機能)
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
①大容量・多台数通信に強い 新しいWi-Fi規格「Wi-Fi 6(11ax)」に対応
WSR-1800AX4-KHは、動画再生に強い5GHz帯がさらに高速化。高画質な動画配信サービスなど大きなデータを扱うコンテンツなども、好きな場所で好きな時により楽しむことができます。
画像引用: WSR-1800AX4-KH : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
※1:表示の数値は理論上の最大値であり、実際の転送速度を示すものではありません。
※2:理論値
②よりたくさん同時につながる
従来規格では各端末に対して順に通信するため待機時間がありました。Wi-Fi 6からの新機能OFDMAでは、たくさんの台数の端末と同時に通信ができるようになり、みんなが待つことなくネットを楽しめるようになりました。
スリムですっきり置けて壁掛けにも対応
幅36.5mm※の狭い隙間にでも置けるよう縦長にスリム化したデザインです。壁掛けにも対応しています。
※本体のみ(付属品および突起物を除く)
④かんたんにセットアップできる
EasyMeshを利用する場合、コントローラおよびエージェントを有線またはWPSで接続するだけで、設定が自動で完了します。その後、ご利用になりたい場所に再設置すれば、EasyMeshをご利用いただけます。
⑤最適な通信経路を自動で選択してくれる
EasyMeshは最適な通信経路を自動で選択します。通信中の経路がつながらない・遅い状態になっても、より早くつながる経路を再選択して通信します。電波環境が変わっても安定してつながる環境を実現します。
⑥高速なローミング
EasyMeshは、付近のWi-Fi機器の情報を端末に提供し、無線の再接続を効率化することで、高速ローミングを実現します。(802.11k、802.11r、802.11v対応)電波状況が変化しても、再接続がスムーズで、快適な通信が期待できます。
⑦有線でもメッシュネットワークを構築できる
EasyMeshは、無線接続だけでなく、有線接続でもメッシュネットワークを実現できます。鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物でも、メッシュネットワークを利用できます。
⑧干渉波を回避してつながる(※バッファロー独自機能)
EasyMeshによる接続は、2.4GHzと5GHzの両バンドに対応しています。使用中のバンドで電子レンジなどのノイズによる切断が発生した場合、自動でノイズの少ないバンドに移動して接続するため、環境の影響を受けずに安定した通信を維持できます。
まとめ
メッシュWi-Fiとは、網の目のように張り巡らされたネットワーク回線のことです。具体的には以下のようなメリットが挙げられます。
●広範囲のネットワークを構築できる
●長距離の接続でもネットワークが安定する
●ルーターのセットアップが簡単にできる
Wi-Fiが届きにくい場所がある場合は、広範囲に強い電波を飛ばせるメッシュWi-Fiを導入してみてください。
静岡県にお住まいでメッシュWi-Fiの導入を検討しているなら、TOKAIケーブルネットワークがおすすめです。ひかりdeネットなら、最大10Gbpsの高速回線のインターネットをご自宅で楽しむことができます。本記事で紹介したメッシュWi-Fi「WSR-1800AX4-KH」は新規のご加入時をはじめ、既にひかりdeネットを利用しているユーザーの皆様も追加でお申し込みをしていただくことが 可能です。ご自宅のインターネット環境に課題を感じている人は、ぜひTOKAIケーブルネットワークにご相談ください。
※「2024年4月15日時点での情報です」機器のモデルチェンジや規格の変更などにより取扱い機器やスペックなどの変更がある場合がございます。詳細のご確認はTOKAIケーブルネットワークまでお問い合わせ下さい。
2024年11月11日
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