インターネットの速度が遅い原因について解説

2022年01月31日 更新日:2024年02月28日

インターネット

目次

インターネットが遅くなる現象にはいくつか原因があります。ここではインターネットの速度が遅くなる原因をタイミング別に分け、回線、接続機器、端末のいずれに問題があるのか解説します。

インターネットを快適に楽しむには、十分な通信速度が必要です。もしインターネットの速度が遅いと感じているのであれば、まずはインターネットの使用用途と現在の通信速度が見合っているのか確認しましょう。

以下の表は用途別に問題がないとされる速度の目安です。

用途 通信速度の目安(下り)
動画視聴 3.0~25.0Mbps
オンラインゲーム 30.0~100.0Mbps
オンライン会議 10.0~15.0Mbps
Webサイトの閲覧 1.0~10.0Mbp

また計測サイトやアプリによって現状の通信速度を測ることもできますので、計測したことが無い方は上の表と照らし合わせたうえで確認してみてください。

ある時間帯だけインターネット速度が遅くなる原因

たとえば週末の夜など、特定の時間帯だけインターネットが遅くなるのであれば、一度に多くの人がインターネットを利用していることが考えられます。ほかにも一時的に遅くなる現象にはいくつか原因があるため、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

アクセスが集中している

1つのサイトに対して自分を含む大勢のユーザーがアクセスしていると、その分表示に時間がかかるようになります。

なぜなら、一般的なサイトはサーバーに保管されており、必要に応じて呼び出される仕組みだからです。もし大勢が同時に呼び出そうとすると、サーバーが処理しきれないため、インターネットの速度が遅くなる可能性があります。

プロバイダーの混雑

インターネットへのアクセスは、プロバイダーの回線を通じて行いますが、その能力を上回る人数で使用すると、インターネットの速度にも影響します。

また、通信障害やメンテナンスなど混雑以外でも、プロバイダーが原因で回線速度が落ちる場合もあります。そのため心当たりがない場合は、プロバイダーのホームページにその旨の告知がないかも確かめてみましょう。

PPPoE方式で接続している

PPPoE方式とは、電話の原理をインターネット通信に応用した接続方法ですが、大勢が回線を使うと通信量の増加にしたがって速度が落ちてしまいます。

また、新しい接続方法として登場したIPoE方式は、直接インターネットへ接続できますが、PPPoE方式では、通信に電話回線網と終端装置を経由する必要があるため、IPoE方式よりも混雑の影響を受けやすくなります。

配線方式の問題

LAN配線とは、マンションやアパートなどの集合住宅で多く使われている配線方法です。建物まで通じている光回線を、各部屋までLAN配線を使って分配する仕組みとなります。

各部屋で設備を共有してインターネットへ接続するため、住んでいる人たちが一度に接続すれば、その分処理のスピードが落ちてインターネットの速度にも影響を与えます。

インターネット速度が急に遅くなる原因

直前まで快適に使っていたのに、回線速度が急に落ちたのであれば、2つの原因が考えられます。1つはインターネットに接続するための機器に問題がある場合、もう1つはスマホやパソコンなど端末機器に問題がある場合です。ここではそれぞれの原因について詳しく紹介します。

インターネット接続機器の問題

家でインターネットに接続するためには、多くの場合ルーターやモデムを使用します。それぞれで役割が異なっており、無線でつないでいる場合はルーター、有線でつないでいる場合はモデムを使用します。

そのためこれらの端末機器が不調になると、インターネットの速度が低下する原因となります。

周波数の干渉が起きている

無線LAN(Wi-Fi)を使用していて通信速度が急に遅くなる場合は、ほかの家電や電子機器の周波数が干渉しているケースが考えられます。

また、周波数の干渉が起きている場合は、単純に速度が落ちるだけでなく、接続自体も不安定になる場合があります。もしBluetooth搭載機器や電子レンジを使用した際に急にインターネットの速度が落ちてしまう場合は、周波数の干渉が起きていないか確認してみてください。

モデムやルーターの故障

場合によっては、モデムやルーター自体に問題が起きているという可能性もあります。接続機器にあるLEDランプの点灯に異常が見られたり、本体が通常よりも熱を持っていたりする場合は、問題が発生しているケースが考えられるため確認してみてください。

接続機器を再起動しても回線速度に改善が見られない場合は、モデムやルーターが老朽化していることも考えられます。

LANケーブルがダメージを受け劣化した(有線LAN)

無線LANを使わずにインターネットに接続する際は、多くの場合LANケーブルを使用します。このLANケーブル自体の劣化によってインターネットの速度が急に低下する可能性もあります。

気づかないうちにイスの脚で踏んでいたケースやペットがかじった、誰かが引っかけたなど理由はさまざまですので、LANケーブルを使用している方は異常がないか確認してみてください。

使用しているパソコンやスマホが原因

気づかないうちにイスの脚で踏んでいたケースやペットがかじった、誰かが引っかけたなど理由はさまざまですので、LANケーブルを使用している方は異常がないか確認してみてください。

重いソフトやアプリを複数開いた

負荷の大きなソフトやアプリを複数開いている状態でインターネットにつなぐと、その分スピードが低下するケースがあります。たとえば3Dオンラインゲームは、スマホなど端末の内部メモリを大きく消費する原因です。またそれほど重くないアプリでも、同時に複数開くことで、同じ状態になる場合があります。

速度制限がかかった(スマホやポケットWi-Fiの場合)

スマホやポケットWi-Fiの契約プランによっては、通信可能なデータ容量が定められている場合があります。そのため通信量があらかじめ定められたデータ容量に達すると、その時点で速度制限がかけられてしまい、インターネットの速度が低下します。

通信制限がかかる条件や制限中の速度は、契約するプランや会社によって異なるため、気になる人はあらかじめ確認しておきましょう。

日常的にインターネット速度が慢性的に遅い原因

日常的にインターネットの速度が遅い場合も考えられる原因はいくつかあります。契約しているインターネット回線に問題がなければ、端末か接続機器のどちらかに問題があることが考えられるでしょう。

使用するパソコンやスマホの問題

パソコンやスマホの問題は、「ストレージ、メモリ」「ハード」「OS」の3つに分けて考えることができます。原因によっては対策方法が異なるため、気になる方はあらかじめ確認してみてください。

ストレージやメモリの不足

データを長期間保存するストレージや一時的に保存するメモリが足りなくなると、インターネットの速度に影響を与える可能性があります。

たとえば、写真や動画、音楽などの保存が増えるとストレージの容量が減ります。一方メモリはWebページを開くたびにキャッシュが蓄積されるため、定期的に削除や整理をしておくと安心です。

古いパソコンやスマホを使用している

新しく作られたWebページは、高性能のパソコンやスマホでの閲覧を前提にしているものがあります。これはソフトやアプリも同様で古い機器を使用し続けていると、その分読み込みに時間がかかりやすくなります。

OSのアップデートがされていない

OSとはパソコンやスマホの制御を行う基本的なソフトウェアのことです。もしOSをアップデートせずに使い続けていると、OSの不具合によってインターネットの接続速度に影響が出る可能性があります。

しばらくアップデートをしていない状態でインターネットの速度に不満を感じているのであれば、一度更新をしてみることも一つの方法です。

インターネット接続機器が原因

モデムやルーターといった接続機器の問題は、インターネットの接続に直接影響を与えます。ここではインターネットの速度に影響を与える2つの接続機器の原因について紹介します。

古いモデムやルーターを使用している

接続速度が遅いと感じる原因は、モデムやルーターの不調だけではありません。購入してから年数がたったモデムやルーターであれば、通信規格が更新されて古くなっている可能性が考えられます。

ルーターの設置場所が悪い

無線LANを使用しているのであれば、ルーターの設置場所も重要です。ルーターがパソコンやスマホから離れすぎていたり、壁などの障害物があったりすると、その分スムーズな電波のやりとりができなくなり、通信速度にも影響を与えます。

そのため、家の場所によって通信速度が変わる場合は、ルーターの設置場所を確認してみてください。

インターネット速度が遅い原因を知って対策を考えよう

インターネットの速度が遅くなる原因は複数あるため、まずは何が原因なのかを追究してみましょう。

接続に必要なものは「インターネット回線」と「接続機器」、スマホやパソコンといった「端末」の3つです。このうちのどれに原因があるのかがわかったら、計測数値を参考に速度の改善を目指しましょう。

もし回線速度を計測した結果、用途に見合っていないことがわかったら、プロバイダーや回線の変更を視野に検討してみてはいかがでしょうか?